身内が逝ったとき(2)
父が死んだ時の第二弾。手続き編です。
まずは市役所に死亡届を提出、火葬・埋葬許可書をもらいます。
火葬・埋葬にこれがないと大変なので葬儀屋さんに「絶対失くすな、忘れるな」と言われました。それくらい大切なものです、まずバタバタのなか必要になるのはこの書類です。
父は母と2人で暮らしていたので自動的に世帯主は母にで変更できましたが、複数人が世帯にいる場合は手続きが必要のようです。
次に役所系...実家の市では「おくやみコーナー」というのがあるそうで、予約すると後期高齢者医療保険、介護保険、住民税、固定資産税、下水道の名義変更の手続きをまとめてできるとのこと。平日のみなので予約をして再度帰省し、手続きに市役所へ。仕事がら社会保険などは人より分かると思うのですが、後期高齢者の保険や年金の仕組みはよく知らなかったので、役所の人が当たり前のように早口で流すこともいちいち確認しなくてはいけませんでした。どうやら後期高齢者医療保険と介護保険、住民税などは年金入金時に控除されているようで、払いすぎていたら還付、未納がある場合は請求書がくるとのこと。
これは他の手続きでもそうですが、故人の必要な書類が分かりやすく保管されていないと大変。ただでさえ気が動転してて、葬儀なんかでバタバタのなか探し物をするのは結構つらいです。結局、父の介護保険証はいまだに見つかっていません。
そして実家のある市では後期高齢者が死んだ場合、配偶者に葬儀費5万円が支給
されるらしくこの手続きも行いました。葬儀代は結構かかるので助かりますね。
住民税も年金から控除されているらしく手続きは同様、ただしこちらは起算が1月1日なので亡くなっても1年分の支払い義務があります。
固定資産税は誰が相続するかによって変わるし、登記は法務局になるので手続きはなかったのですが、この係の人の話が長い...。今年4月に相続登記が義務化になったらしく(それは空き家問題があるからのようですが)、ある家庭は法定相続人を調べるために愛人やその子供で認知された人ががいないか遠くの地方まで調べにいって大変だったとか...。寝不足だったので話半分夢の中でした。あげくに固定資産税は誰が払ってくれても納税されればいいので、引落口座が生きていれば手続きしない限りそこから落ちるとのこと。
次に、年金。
まずは厚生・国民年金。配偶者に遺族年金を受け取る権利がなければ書類で済むそうなんですが、母は権利があるようでその場合、窓口に行かなくてはいけないとのこと。予約が先まで埋まっていて、翌月の帰省の際に一緒に行くことにしました。
窓口で言われるがまま書類に記入して、こちらも過払いがあれば還付、未納があれば請求されるということで終了。この時は保険証書が必要でした。
もうひとつ、父は企業年金に入っていたので、企業年金連合会に電話しました。
こちらはすべて書類で済むようなのですが、窓口の人の態度がわるく気分が悪かったです。事務的なのは分かるのですが、機械的(若干高圧的)な話し方に疲れがたまっているところ切れそうなのをなんとか押さえました。
そして、預金。
見つかった通帳の数が父が書き留めていたものより少なかったのですが、ますは調査を依頼すればもっている口座や残高がわかるとのことで窓口で手続きを。銀行によって若干違うのですが、生まれたときから死ぬまでの戸籍謄本が必要とのこと。市役所で依頼すると、父の生まれたとき祖父が登記した際の手書きの謄本から、祖父が引っ越したのでその際のもの、結婚して新たに戸籍をつくったときなど4種類のものが発行されました。それぞれには祖母の実家や伯父叔母の結婚した時の戸籍などなどすごい情報量のものが発行されました。法定相続人に当たる人がいないか確認するためのものでしょうが、初めて見ましたね。
後は、火災保険や共済保険・生命保険の手続きにクレジット・携帯電話の解約。
クレジットカードはサービスセンターに電話してもなかなか電話がつながらないし、いらいらすることも多かったですね。父はサブスクなどはやってなかったし、免許も返納し車も売却していたので良かったですが、もっと若い年齢だとやることがまだまだあるでしょうね。
2ケ月半たってほぼほぼ片付いてきましたが、まだ完了していないこともありますね。基本的に窓口や問い合わせの電話は平日でないとできないし、地方銀行だと関東に支店(窓口)がありません。私はフリーランスなんで、比較的平日でも時間が取れますが、会社員の方だと結構お休みをとらないと無理ですね。親元が遠いとなおさらです。
まだまだ、他にも大変なことはあるのですが今日はこの辺で...。
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