身内が逝ったとき
随分とご無沙汰してしまいました。長い夏がやっと終わったと思ったらもう11月、なんだかワープした気分です。
9月に父が突然亡くなりました。
今回は人が死んだ時にどれだけやることがあって大変かということを書きたいと思います。自分がいかに無知だったかと思い知らされましたが、みんな本当にこんなことに知ってるのかと???
まずはお葬式まで...。
母が地元の葬儀屋さんに連絡して手配をしてもらいました。
ここからいろいろな法要や手続きがはじまるのですが、この葬儀屋さんのサポートや心遣いがなければ私はやっていけませんでした。本当にありがとうございました。
私は妹と二人姉妹。ふたりとも旦那はおらず、妹はのんびりや。母も驚くほどこういったことを知らないことが分かり、私がやるしかないとスイッチを入れました。
我が家が檀家になっているお寺があるのですが、祖父母が何故かすごい戒名を持っているので、そこでお葬式をやるとお坊さんが11人ほどくるだろうとのこと。父も嫌がっていたし、様々な決め事があるうえ、ちょうどお彼岸の忙しい時だったのでこれを機に檀家をぬけることにしました。私はこの時はじめて我が家が「浄土宗」だと知りました。
その旨(檀家を抜ける)を伝え、同じ宗派のお寺を紹介してもらいました。そして何とか通夜、葬儀、火葬の日取りが決まりました。ほっとしたのもつかの間、さてお布施はいかほどでいつどうやって渡すのか???ネットでいろいろさがしましたが地方や宗派によっても違うようで、困ったあげく葬儀屋さんにHELPを。だいたいの相場と渡すのは葬儀の前と教えてもらいました。
通夜の前夜、お願いした寺の住職との顔合わせと枕経(これも初耳でした)。戒名をつけるため父の人柄を聞かれました。父とは疎遠だったので、唯一知っていた趣味「一人旅」と「あまり人と接するのが好きでなかった」という負の性格のみをなんとか絞り出しました。住職は困った様子でしたが、翌日一人が好きだったことから「静」、旅の車窓の「窓」からはじまる戒名をつけていただきました。あの少ない情報からピッタリのものをつけるなんて感動しました。
ここでなんとお布施の請求書をもらいました。驚いたけど、金額がはっきりしてよかったです。
ネットで調べた時、お布施を渡すのは「変な間(ま)ができるので、そこがタイミング」という書き込みもあったのですが、「へぇ、でもお葬式の前って言ってたしな」と...流し読みました。
通夜が終わって、住職と納骨や法要のスケジュールの相談をした後、話は終わったのか...?帰っていいのか....?という変な間が本当にできました。確かに前日に請求書をもらったし「お布施渡すの、今でしょ!」と。が、お葬式の前でよいと思い準備をしておらず、「では、よろしくお願いします」とそそくさと退席しました。
お葬式の日も渡すきっかけがわからず、またまた葬儀屋さんに助けをもとめ、声をかけてもらいなんとか渡せました。火葬場では係の人の言われるがままに骨上げなど済ませ、家に帰ると葬儀屋さんが祭壇を作ってくれて、なんとかここまで終わりました。
短時間ではじめて聞いた事を調べ、いろんな事を決断し、知らない人に言いずらい事を伝えたり...と慣れないことをたくさんやって心身ともに疲れ果てました。分からないことは聞くしかなかったけど、「そんなことも知らないの?」と思われてるようで...それもストレスでした。
そして、同時に膨大な手続きが待っていましたが、それは次回にまた。
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