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残高照合

  • tinyofficebowl
  • 4月8日
  • 読了時間: 3分

ご無沙汰しました。

4月になり街で新入社員の姿を見かけますね。

桜が咲いたと思ったら、雨が降って冬に逆もどり。お花見するにはちょっと寒いですかね。


さて、私が新入社員で経理をはじめたのは数十年前。当時はパソコンもありましたが、手書きで伝票を書いてそれをシステムに入力していました。なので、今でも手書きで試算表まで作成ができます。

今までいろんな会社で様々な会計ソフトやERPを利用してきましたが、やはりアナログ時代に覚えた技術がベースにあるので間違いに気づきやすい。

現在は電子化が進み、PDFや銀行データから自動で仕訳ができたり、ほとんどの会計ソフトでcsv取り込みなどができるので伝票を手入力すること自体がなくなってきましたね。簿記が理解できてなくて、ただ項目に入力したり取り込みだけしてると何が間違っているかわからないようですね。


前任者から引き継いでよくあるのは、BS勘定の残高があっておらず、不明残高が何年も残っているケースです。今日はよく間違っているところとBS残高の合わせ方について私がやってきた方法を少しだけお教えします。


①売掛金

●間違えポイント

請求額を確認せず、預金入金額をそのまま売掛金消込計上すると下記のような間違いが起こる場合があります。

・先方が振込手数料を差し引いて入金

・すでに入金された請求書が2重で入金

・1ケ月分とんで次の請求書が入金(請求書が届いていない可能性もあります)

●照合ポイント

・補助別(取引先)の残高と未入金請求書が合致するか確認。

・補助元帳残と最後の売上があっているか確認すると間違いが見つかりやすい。

・誤入金があった場合は早めに先方に連絡しないと回収もれにつながります。

・放置するとどの請求書が未収なのかわからなくなります。


➁前払費用

●間違えポイント

・月割りするので毎月同額が多い。

 最終月が終わっても費用計上したり、最終月額の変更をせず差額が残る。

・次項目にある敷金と家賃の精算もれで残高が残る。

●照合ポイント

・一覧表を作成し、補助残高と合致するかマイナス残がないか確認する。

・賃料の前払を計上し、発生ベースで費用計上する。


③敷金

●間違えポイント

退去した物件

・賃料と敷金が同額で最終賃料と精算されると現金(預金)の動きがない。

・原状回復費と敷金が相殺されてても、差額の支払のみを費用計上してしまう。

・上記の理由で敷金がそのまま放置される。

●照合ポイント

・敷金一覧をつくり、入退出があったときは確認する。

・賃料は前払が多いので、支払時は前払費用、発生ベースで費用計上する。

 入退出がないと費用は前月と同額になるはずなので、変動を確認する。


参考まで...。

 
 
 

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